そもそも“中華”っていうのが好きでさ。常にオレの中に“麺を楽しむ”っていうのがあるし、“器を楽しむ”っていうのもある。でもある時、ラーメンが美味しくなる中華どんぶりはないなあって気づいたわけ。パスタが美味しくなるお皿はあるけどさ。景徳鎮まで行って探してみても全くなかった。だから、こんなどんぶりでラーメン食ったらきっと美味い!なんて思うものをオレが作っちゃおうかなと考えたのが今回の“中華風の器”なんだよね。
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そして、“器と食”というのを考えながら、デザインしてみた。めでたい感じにしようと思ってね。詳しく言うと、このどんぶりに登場する生き物たちは四季の守り神を表わしている。龍は春の守り神、朱雀(鳳凰)は夏、白虎は秋、玄武(象徴として亀)は冬という具合に。東洋の四神っていうやつだね。さらに、器の色として、黒と白が欲しいと思った。赤と白、赤と黒っていうのもあると思っているけれど・・・。 オレは、そもそも冷やし中華っていうのが好きでさ。これは日本人が考えたものらしいけれど、この冷たい麺と通常の暖かいラーメンを黒か白か、どちらのどんぶりに盛るべきかって考えるのは楽しいよね。そして当然なこととして、食べていれば具が減ってくるじゃない。そこで、だんだん神様が出てきて、おつゆを飲み干したら最後に亀さんが登場するっていうのがいいんだよね。 こういう“食べた後の皿”っていうのを意識する文化って、和皿にはいろいろ素晴らしいものがあって、中華にもあると思うけど、もっともっと意識していいよね。
